パンデミックの歴史(現代これから)

最終回お付き合いいただきましてありがとうございます。コロナの出始めの去年は、見えないものへの不安が世界を包みました。ヨーロッパ世界の被害は本当に甚大でした。日本も著名人も含めて多くの人の命を奪う惨禍が起こってしまいました。

被害を受けたご遺族の方、被害を受けた方にはお悔やみとお見舞い申し上げます。

 

コロナを通して社会の限界と問題点を大きくクローズアップされてこれからの社会を考えていく必要に今あると思います。

 

これから未来についてですが、ネガティブ・ポジティブの両方の意見や評論を見かけます。できるだけポジティブに考えていきたいと思います。はっきりしているのは、これまでの価値感には戻らないということです。

日常生活が戻ったとしても、コロナは、いろいろな課題を浮き彫りにしたと思います。その一つの象徴が、給付金の支給だと思います。全国民に一律給付であっても数か月かかること自体が緊急事態に対応できない。社会制度だということを変える象徴的なとりくみがDX(デジタルトランスフォーメーション)です。DX=IT・デジタル化であると誤解されることが多いです。

 

IT化とDXの関係が手段と目的であること、またIT化が既存の業務プロセスの効率化を目指すのに対し、DXがもっと大局的なレベルで製品・サービスやビジネスモデルの変革を目指す点です。

 

もちろん、IT化の目的が必ずDXである必要はなく、既存プロセスの効率化だけが目的であっても全く問題はありません。しかしながら、なぜITを活用したいのかが明確でないと、単に新しい技術を使ってみることだけが目的となってしまい、利益を生まないIT活用になる可能性もあります。

これまでの社会では、感覚や経験で回っていたことが制度疲労をおこしているやり方を土台から見直さないといけない状況は間違いありません。

 

今必要なことは、今までの行動を変えていくことです。変えていくことで新たな発見やチャレンジができていきます。コロナを正しく恐れてできる行動は必ず見つかるはずです。中世から近代のきっかけになったペスト・近代から現代の原因の一つのインフルエンザと同じように、20世紀が完全に終わり本当の21世紀の生き方が始まると思います。

ブラックボックスになった制度がオープンに変わることコミュニケーションの手段が多様化すること生活スタイルが多様化すること産業革命以降の大量生産・大量消費からSDGs(持続化な成長)に変わること多くのネガティブ・ポジティブな両方の変化が数多く起こってくることでしょう。

この波に乗り遅れないためにも、変えることを恐れない生き方が大事ではないでしょうか。