改めて DX=ITなのですか?

DXとITの違い

DXとITの違いは、端的にいえば「目的」と「手段」の違いであると説明できます。まず、DXというのは企業が目指すべき「目的」です。デジタル技術によって組織が抱える課題を解決し、より良い商品を提供したり顧客満足度を高めたり、働きやすい職場を作ったりというゴールを指しています。

次にITですが、「Information Technology(情報技術)」の略称であり、デジタル技術全般を指すことばです。つまり、DXという目的を達成するために、実施すべき手段がITの導入ということができます。

組織のIT化を積極的に推進することで、DX化の実現につながるというプロセスです。「DX」は目的、「IT」は手段というように考えればいいと思います。

 

DXの誤解は、コストダウン・リストラが目的ではないということです。むしろ能動的な変革(顧客満足度向上・働き方改革に沿った業務の見直し)を通して企業を活性化させることが一番の目的だと言えます。