AI OCRとはOCR技術とAI技術を掛け合わせることで、帳票の読み取り精度の向上、手書きの文字列や非定型フォーマットの文書の認識を可能としたものを指します。例えば、荷物を送る際の送り状やFAXによる手書きの注文などの文書も認識可能となり、何らかの形で手入力によってデータと紐付けしなければならなかった状況が大幅に改善します。

その他にもAIの機械学習やディープラーニング※１、データが蓄積されることでビックデータとして活用できるようになるため、様々な形の紙文書を情報資産として活かすことが可能になります。

このような機能を使って、紙で出てくるアウトプットをデジタル化するためのツールです。このツール（AI-OCR）を使っての目的は、どうしても紙が関わるデータをデジタル化するために必須です。近い将来業務の改革でそもそも紙が必要な業務は減っていく方向になるのは間違いないですので、導入するコストを回収できるか十分な検討が必要だと思います。

 

※１ディープランニング(深層学習)とは、人間が自然に行うタスクをコンピュータに学習させる機械学習の手法のひとつです。