RPAの導入について(3)

導入検討する上で導入後の効果についての体感のお話をさせて頂きたいと思います。主に、会計事務所では、繁忙期と通常期の違いが本当に大きい業界です。一般企業も常に締め切りに追われることが多いと思いますが、会計事務所は、顧問先企業の資料の回収が終わって初めて作業に取り掛かれる部分が多いので、顧客からの対応待ちになる部分が多く自社で完全に制御できないところが非常に厳しいです。一方で、顧問先様を日ごろから能動的に資料回収が上手く行っているお事務所あります。

両方とも今後インボイス制度・電子帳簿保存が施行されていくと益々RPAが生きてくると思います。資料回収から決算申告までの時間が短い=残業が増える=負荷がかかるを繰り返すことが多く起こっていると思います。その中で負荷のかかる部分をRPAロボで効率的に夜に動かしたり、休憩時間も稼働させることが出来ます。

導入後の効果の実例として、販売データを会計データーにCSV変換が出来ずに、3日掛かっていた処理をロボットで30分で会計システムに取り込んで人はチェックすることに集中して1日で終わることが出来るようなりました。削減できる視点はパソコンで人が多く時間がとられている業務を抜き出してロボット化が出来るかを抽出するところが最大の効果が現れてくることでしょう。