DXの世の中の流れ(3)

① 場所を選ばない働き方

場所を選ばない働き方としてオンライン営業やネットショップの開設などのハードルが大きく下がったのも、DXによるところが大きいといえるでしょう。

② 多角的な働き方

働き方改革が進むことによって、企業と従業員の関係性にも変化が起こると考えられます。
仕事ごとに業務が別れて流動性がより増すことが考えられます。業務の過程より成果でより評価されていくことになると思います。

③ より特化した業務

さらに、DXが進展することによって私たちの業務内容も変化していきます。特に、AIが進歩することによって、資料整理、文字入力、機械類操作などの単純作業や複雑でも手順が決まっているルーティーンワークはAIに取って代わられようになっていくと思われます。一方で、新しいものを生み出すクリエイティブな業務やデータから新たな戦略を打ち出すマーケティング業務、高度な技術や判断が要求される業務、顧客満足度を向上させるような人の感情に関わる業務などが増えると予想されます。
前述した働き方の変化も合わさり、このような特化した業務を行える人材は需要が高まるだけでなく、活躍の場もますます広がると考えられます。

DX×働き方改革で生き残るためには

このように、DXそして働き方改革が進んだ世界で必要とされる人材となるためには、今まで以上に自らを高めて時代に合ったスキルを身に着けていく必要があります。具体的には、大きく分けて次の二つが必要であると筆者は考えます。

① デジタル化の仕組みを理解するための知識

まずはデジタル化された情報、そしてそれを扱うツールを活用するため、その仕組みを理解する必要があります。絶えず新しい概念が出てくるので、定期的に自分の知識をアップデートすることが必要です。

② デジタルツールを使いこなし、新たな付加価値を生み出すスキル

DXそして働き方改革が進んだ世界では、より特化した業務が増えると予想されます。こうした環境の中では、AIを含めたデジタルツールを使いこなしたうえで、新たな付加価値を生み出せるスキルが力を発揮すると考えられます。