RPAの導入の流れについて(5)まとめ

4回に渡ってRPAの導入の流れについてお付き合いいただきましてありがとうございます。

第1回 デモで特徴を知るというところで、EzRobot(RPA)の特徴動画

第2回 業務の洗い出しの大切なポイントの紹介

第3回 EzRobotの試用で、実際の使用感と使えることの検証

第4回 疑問点の解消 試用した中で疑問点を実際に質問していただいて解消していくこと

最終回はまとめさせていただきます。

RPAの導入は、パッケージソフトと違い拡張性や融通性が高いだけに、一番多いネガティブなことは、興味はあるけれど活用方法が判らないということが一番多いです。そのためEzRobotでは、レシピ集(実際に使われているロボット一覧)があります。必要に応じて使えるものをダウンロードして使用して頂けます。

【導入レシピ例】

契約書ひな形からの契約書作成や請求一覧表から請求書作成

会計システムから税務システムへ申告データ移行

ホームページから情報取得

メール配信・クラウドのファイルボックスへのアップロード・ダウンロード

金融機関やクレジット会社のCSVファイルを加工して会計に取込

各システムの印刷操作

ファイルのバックアップ

等々

パソコンで処理できるものはほぼ完結できる機能操作が使えます。

【成功の近道】

結論から先に申し上げますと、スモールサクセススタートをさせることが一番の近道です。身近な手軽な業務処理を自動化させて徐々に知識や経験を積んで大掛かりな処理の自動化に踏み出すことです。そうすることで導入が円滑にすすみますし、初めからEzRobotライセンスを一気に導入するのではなくまずは一つから導入することで価値を高めて必要に応じて増強させていくことが大事です。

【RPAの誤解】

RPAは、人を削減するツールだと思われることです。実際はそうではなく人でしか生産性が高まらないところ(監査・営業・接客)は人に活躍していただき、ロボで生産性が高まるところはRPAに任せていくことです。短期間に集中して残業が発生する繰り返しの業務がある事務は、人からロボへ移行することで負担の軽減を図ることが出来ると思います。

【人とRPAツールの融合】

人とRPAの最終的な形は、AIの機能を追加したRPAで一部の判断も自動で行い、人がバックアップと新たな価値の創造に集中できる形になれば、発展の好循環に繋がります。その一例は、最近増えているインターネットでの保険・携帯契約業務が完結できることが増えています。審査についてはビックデータを活用して1時間弱で完了します。紙を介さないことでのスピードアップは目まぐるしいものがあります。RPAは縁の下の力持ちでAIを支えるツールになります。

【最後に】

RPAは作業の効率化が先行するだけではなくその先の働き方改革に大きくつながるツールの一つだと考えます。人口減少社会が始まっている今、少ない人材でも最大の生産性を上げる方法は避けて通れない事実です。今の人材を活かしつつ将来の継続の為のリスクを低減させるためにも検討の価値があります。来るべきAI中心の社会の入り口はもう始まっています。AIが本格化した時の橋渡しに、RPAは基幹技術の一つになりますので、先を見据えて導入を検討してください。