お盆特集 世界には日本的な、お盆はあるのでしょうか

お盆は皆さんは、如何お過ごしでしょうか。

お盆は、日本人の深く根差したご先祖様への感謝と家族が集まる大切な時間になっていますね。日本も昔は、旧暦の7月15日前後に行われている地域もあるそうです。

世界はそのようなものがあるのか調べてみました。

中国や台湾

比較的に多い行事は、「中元節(ちゅうげんせつ)」と呼ばれる行事があり、旧暦の7月15日前後に行われます。この期間中、人々は先祖の霊を供養し、紙のお金や食べ物を供えることが多いそうです。

韓国

「百中(백중)」という行事があり、旧暦の7月15日に行われます。これは農業の収穫を祝うと同時に、先祖を供養する日でもあります。

ベトナム

「Tết Trung Nguyên(テト・チュン・グエン)」という行事があり、同じく旧暦の7月15日に行われます。ベトナムでも先祖の霊を供養し、家族が集まって食事をすることが一般的だそうです。

北アメリカ

日本のような「お盆」はありませんが、似たような先祖を敬う行事があります。例えば、メキシコの「死者の日(Día de los Muertos)」は、家族が亡くなった先祖を思い出し、供養する日です。この行事は11月1日と2日に行われ、カラフルな祭壇やマリーゴールドの花で飾られます。

また、アメリカではハロウィンも先祖や霊をテーマにした行事として知られています。10月31日に行われ、仮装やトリック・オア・トリートなどのイベントが行われます1。

他にも、アメリカには感謝祭(Thanksgiving)やクリスマスなど、家族が集まる機会が多くありますが、これらは先祖供養とは異なるようです。

南アメリカ

南アメリカの各国には独自の先祖供養の習慣があります。、ペルーでは「Día de Todos los Santos(諸聖人の日)」があり、この日に家族が墓地を訪れて先祖を供養します。キリスト教影響が強く受けているようです。

ヨーロッパ

似た行事としましては、ハロウィンは古代ケルト人の「サウィン祭」に由来し、10月31日に死者の霊が家族を訪ねてくると考えられていました。この日は、先祖の霊を迎え入れると同時に、悪霊を追い払うために仮装をする習慣がありました。諸聖人の日(All Saints’ Day)や死者の日(All Souls’ Day)もあります。

これらは11月1日と2日に行われ、亡くなった人々を追悼するためのキリスト教の行事です。ヨーロッパでは夏に長いバカンスを取る習慣があり、その時期に家族と過ごすことが多いですが、特定の先祖供養の行事は少ないようです。

中東(イスラム圏)

イスラム教の教えでは、死者の霊が特定の時期にこの世に戻ってくるという考え方はありません。そのため、日本のお盆のような行事は存在しません。しかし、イスラム教徒も亡くなった人々を偲ぶ習慣があります。

例えば、命日にはお墓参りをして故人を偲び、祈りを捧げることがあります。これは日本のお墓参りに似ていますね。

アフリカ

先祖を敬う伝統や儀式は多くの地域で見られます。例えば、西アフリカのマリに住むドゴン族には、60年に一度行われる「シギの祭り」という祖先を祀る行事があります。

他にも、アフリカの多くの文化では、先祖の霊を敬い、供養するための様々な儀式や祭りが行われています。これらの行事は、地域や民族によって異なりますが、共通して先祖への感謝と敬意を表すものです。

 

それぞれの地域性と宗教に密接に影響していることがよく判りました。