RPAは導入することで単純な定型作業を自動化し、スピードと正確性アップの効果がありますが、こうした直接的な効果以外にも間接的に企業のDX推進にプラスに作用する効果があります。それは業務プロセスの見える化と問題点の洗い出し効果です。RPAはすべての業務を自動化できるわけではありません。
適用範囲を決めるためには、業務の流れを明らかにしRPAで自動化できそうな部分を選び出すことになります。それが業務の見直し作業になり問題点が明らかにできるというわけです。逆にこれらの見直し作業をしないままRPAありきでDXを進めると失敗します。RPAはDX実現のための手段の一つであることをしっかり理解しておくことが重要です。
RPAの商談・サポートの中で、お客様と接して実感として思うのは、格段にRPAを知れば知るほど実務を司る方からの発想はDXそのものです。RPAに任せる業務と人が関わる業務に分けて仕事を組み直して益々DXが進みます。しかも毎年毎年バージョンアップが進みますから3年経つと元の業務の流れでは回らないことになります。RPAは万能ではありませんが、DXには有効であることが日々思わせて頂いております。