UTMが何故必要なのですか

UTMの機能について

セキュリティ製品の目的は基本的に、外部からの不正アクセスを防ぎ、情報漏洩を防止することです。UTMもセキュリティ製品のひとつであるため、その目的に変わりはありません。しかし、日々セキュリティ突破の手口は多様化しており、それぞれの攻撃に対して専用のセキュリティ製品を用意しなければならないため、コストと手間がかかります。

これを解決するのがUTMです。UTMにはファイアーウォールやアンチウィルスソフトなどの機能が集約されており、これ一つで様々な攻撃に対して対策できるようになります。そのため、攻撃手段が多様化した現代において、UTMは必須アイテムと言えるのです。

社内ネットワークから外部有害サイトへのアクセスを防ぐことです。UTMは社内でインターネットを利用する際、アクセスする外部サイトが有害かどうか判断し、有害だった場合アクセスをブロック。そのため、ウイルスサイトだけでなく、業務に関係ないサイトの閲覧も制限し、業務を効率化できます。

 

最近の事例

一般財団法人日本情報経済社会推進協会さんからの引用で、2023年度で1952社 事故件数 9208件が報告されています。

内訳は、ろう洩 70.6%  紛失   7.9%  滅失   3.9%

でほとんどが、ろう洩で占められています。漏洩の内訳で、一番多いヒューマンエラーである誤送信・誤配送以外では、漏洩事故の全体の比率は、不正アクセス 9.0% マルウェア・ウィルス 4.4%で徐々に増えてきています。

10件に1件は、何らかの攻撃で被害が発生していると言えます。

 

情報システム部のない中小企業こそUTMは手軽に守れます

経営規模の小さい会社はシステム運用に大きなコストをかけることができません。また、多様化するサイバー攻撃に対応するため、さまざまなセキュリティ機器を導入するコストは経営上の大きな負担となっていました。このような企業でも運用コストを含めてトータルの負担が少ないUTMの必要性は高いといえます。

これに対し、UTMはあらゆるタイプのネットワークリスクを軽減し、新たな手口のサイバー攻撃や新型ウィルスにもいち早く対応します。複数のセキュリティ対策をUTMに一元化することで、コストや人的リソースの負担を軽減することが期待できるのです。

最終手段のバックアップ

 

それでも攻撃を受けて場合の最終手段として、物理的にハードディスクにバックアップを取り取り外して、万が一攻撃で消失したものを復元する機器も大切な取り組みです。つまりNASでバックアップを取っていても

攻撃によっては、ネットワークに繋がっているすべてのNAS・PCのデーターを使用不可にするランサムウェアが増えています。

オフラインバックアップRDX

手軽にバックアップできるツールで魅力的なRDXというバックアップツールが会計事務所博覧会で紹介がありました中小企業でも使えそうなシンプルな仕様でした。