こどもの日なので、こどもの意味を考えます。昔は、こどもを漢字で書くと子供と書くことがほとんどでした。しかし、最近は、こどもと書くことが増えた気がします。
去る10年ほど前に、弊社近くの子ども向けの遊園地の担当者のことにいわれたことが非常に印象に残っています。子供とは、こどもを供する意味もある(親の配下的な意味を持つ)ので、大切なゲストであるこどもと園内では書くようにしています。と教えて頂きました。当時は、そこまで配慮するのかというホスピタリティを感じました。
そこから数年後、2022年9月15日に「こども家庭庁」は、「『こども』表記の推奨について(依頼)」という事務連絡をしました。行政文書や法人文書での『こども』の表記について判断基準を整理し、2023年4月に施行された「こども基本法」の基本理念を踏まえて、『こども』という平仮名の表記を使用するとしています。
この「こども基本法」では、「こども」のことを「心身の発達の過程にある者」と定義しています。つまり、「18歳未満からこども」というように、年齢で定義していないののです。個人的には、年齢の要素が全くなくなることには驚きです。しかし、多様性のある社会には大切な考え方ですね。
今日はこどもの日、こどもの幸福を願いつつ、母に感謝したいものです。