RPAの拡張機能のご紹介

マニュアルにある主な拡張機能を30種類ピックアップして、それぞれの機能説明と使用例をまとめました。


1. 文字列結合(最大10項目)

機能説明: 複数文字列を指定した区切り文字で連結します。
使用例: 項目「A」「B」「C」を「,」で結合すると「A,B,C」になる。


2. 文字列結合(最大100項目)

機能説明: 文字列結合の項目数が最大100に拡大。大量の文字列結合に対応。
使用例: 100個の文字列を「;」で連結し、CSV形式のデータを生成。


3. 文字列置換

機能説明: 指定文字列内の特定の文字列を、別の文字列に置換える。
使用例: 日付の「2023/04/01」を「2023-04-01」に変換。


4. 数値の端数処理

機能説明: 「切り捨て」「切り上げ」「四捨五入」など端数処理を行う。
使用例: 3.76を四捨五入して4、切り捨てして3に変換。


5. 数値の書式変更

機能説明: 数値の小数点以下の桁数指定や、カンマ区切りのフォーマットを設定。
使用例: 「10000」を「10,000」に変換、小数点以下2桁で「123.456」→「123.46」。


6. 音声読み上げ

機能説明: テキストを音声で読み上げる。速度の調整や再生終了待ちも可能。
使用例: ロボットが「作業開始します」と音声で通知。


7. 画面解像度・拡大率の取得

機能説明: 指定したディスプレイの解像度と表示倍率を取得。
使用例: 1920×1080の画面サイズを取得し、操作対象画面を自動調整。


8. プロセスの停止

機能説明: 指定したプロセスを強制終了。
使用例: 不要なアプリケーション「notepad.exe」を停止。


9. 全角・半角変換

機能説明: 半角文字を全角に、全角を半角に変換。
使用例: 「アイウエオ」を「アイウエオ」に変換。


10. 大文字・小文字変換

機能説明: 英字を大文字または小文字に変換。
使用例: 「abcde」を「ABCDE」に変換。


11. 指定文字の削除

機能説明: 文字列中の指定した文字を削除。
使用例: 電話番号からハイフン「-」を削除し「09012345678」に整形。


12. 文字列の抽出(開始位置・長さ指定)

機能説明: 指定した位置から文字列を抽出。
使用例: 「東京都千代田区」から「千代田」を抜き出す。


13. 文字列の長さ取得

機能説明: 文字列の文字数をカウント。
使用例: 入力文字数のバリデーションに使用。


14. 日付の加減算

機能説明: 日付に対し日数の加算や減算を行う。
使用例: 「2024-01-01」に7日加算し「2024-01-08」を取得。


15. ファイルの存在チェック

機能説明: 指定ファイルの有無を判定。
使用例: 処理前に設定ファイルが存在するか確認。


16. ファイルのコピー

機能説明: 指定ファイルを別の場所にコピー。
使用例: ログファイルをバックアップフォルダにコピー。


17. ファイルの削除

機能説明: 指定したファイルを削除。
使用例: 古いファイルを定期的に削除しディスク容量を確保。


18. フォルダの存在チェック

機能説明: 指定フォルダの有無を判定。
使用例: 保存先フォルダがなければ自動作成。


19. フォルダ作成

機能説明: 新規フォルダを作成。
使用例: 日付別の作業フォルダを自動作成。


20. 乱数生成

機能説明: 指定範囲の乱数を作成。
使用例: テストデータとして1〜100の乱数を生成。


21. 変数の値比較

機能説明: 変数同士の値を比較し条件分岐が可能。
使用例: 「売上 > 1000」で特別処理を実施。


22. メール送信

機能説明: SMTP経由でメールを送信。
使用例: 作業完了通知をメールで送る。


23. HTTPリクエスト送信

機能説明: APIなどサーバーにHTTP通信を実施。
使用例: 取得したデータをサーバーに送信。


24. 正規表現マッチング

機能説明: 正規表現で文字列パターンのマッチング。
使用例: フォーマットに合わないメールアドレスの検出。


25. ファイルの読み込み

機能説明: テキストファイルの内容を変数に読み込み。
使用例: 設定ファイルの読み込み。


26. ファイルの書き込み

機能説明: 変数の内容をテキストファイルに保存。
使用例: 処理結果の保存。


27. Excel操作(ファイルオープン・セル操作)

機能説明: Excelファイルを開きセルの読み書きが可能。
使用例: 受注リストをExcelに書き込み。


28. タイマー設定

機能説明: 一定時間の待機や時間計測を行う。
使用例: 処理間のウェイト挿入。


29. 画面キャプチャ

機能説明: 画面全体または指定範囲のスクリーンショット取得。
使用例: エラーメッセージの記録。


30. ウィンドウ操作(最前面表示・サイズ変更)

機能説明: 指定ウィンドウの表示制御やサイズ変更を実施。
使用例: 操作対象のウィンドウを最前面にして操作しやすくする。


以上が主な拡張機能30種類とその簡単な使用例です。各機能は自動処理やロボット作成で頻繁に利用される基本操作をカバーしており、多様な業務自動化のニーズに対応できます。ご要望あれば特定機能の詳しい使い方も説明可能です。