「RPAはオワコン」論に潜む誤解を解く
「RPAはオワコン」という声は、生成AIの劇的な進化を目の当たりにした人々の間でよく聞かれます。しかし、これは両者の役割を誤解しているか、あるいはRPAの未来の可能性を見過ごしているがゆえの短絡的な見方と言えるでしょう。

RPAは「手足」、生成AIは「脳」
RPAは、ルーティンワークを正確かつ高速に実行する「優秀な手足」です。一方、生成AIは、非定型な状況で判断を下し、新たなものを生み出す「賢い脳」。この二つは、どちらかがもう一方を駆逐する関係ではなく、互いに協力し合うことで、より大きな力を発揮します。
例えば、生成AIが顧客からの問い合わせ内容を分析して最適な回答案を生成し、その回答をRPAが自動でシステムに入力し、返信する。このように、両者が連携することで、単純作業から高度な判断まで、一連の業務を切れ目なく自動化できます。

RPAは進化を止めない
RPAは単純なルールベースの自動化ツールに留まりません。生成AIの技術を取り込み、自律的に業務プロセスを最適化したり、人間では気づきにくい非効率な部分を自ら発見し、改善提案を行うなど、さらに高度な機能を持つ「インテリジェントRPA」へと進化していくことになるでしょう。
つまり、「オワコン」どころか、RPAは生成AIという最強のパートナーを得て、自動化の可能性を爆発的に広げているのです。

