確定申告直前でも実践できる「守りのDX」ヒント集
ツールを入れずに「探す時間」「迷う時間」「打つ時間」を減らすことが、この時期の唯一のDXです。
1. 「ファイル名ルール」の徹底(探す時間の削減)
最も原始的ですが、最も効果があるデジタル整理です。繁忙期に一番時間を浪費するのは「あの資料どこだっけ?」という検索タイムです。
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提案内容: 所内でファイル名の命名規則を今からでも統一する。
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ルール例:
【日付】_【顧問先コードor名】_【内容】.pdf-
悪い例:「修正済み.pdf」「最新.xlsx」
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良い例:「260126_親和商事_売上修正.pdf」
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メリット: 検索窓に日付や社名を入れるだけで一発でヒットするようになり、精神的ストレスが減ります。
2. 「単語登録(辞書ツール)」の活用(打つ時間の削減)
生成AIを入れる以前に、Windows標準のIME(日本語入力システム)を使い倒すだけで入力は爆速になります。
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提案内容: 確定申告時期に何度も打つ定型文を、所内全員で「よみ」を決めて登録する。
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登録例:
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「ふ」→「不足資料のご提示をお願いいたします。」
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「げ」→「源泉徴収票」
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「の」→「納税額のシミュレーション結果をお送りします。」
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「い」→「医療費控除の明細」
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メリット: 思考停止で打てる文字数を増やし、脳のメモリを判断業務に残せます。
3. 「クリップボード履歴」の解禁(コピペ作業の効率化)
意外と知られていないWindows標準機能「Windowsキー + V」の活用です。
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提案内容: コピー&ペーストを1回ずつ往復するのをやめる。
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活用法: 顧問先の住所、氏名、マイナンバーなどを一気に連続で「コピー」「コピー」「コピー」し、申告ソフト側で「Win+V」を押して履歴から順番に貼り付ける。
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メリット: 画面の切り替え(Alt+Tab)回数が激減し、ミスも減ります。

4. 「来年のための『イライラリスト』作成」(未来へのDX)
今は改善する時間がありません。しかし、今が一番「改善点」が見えている時です。
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提案内容: 業務中に「面倒くさい」「これ無駄だ」と感じたら、解決しようとせず、メモ(イライラリスト)に1行書くだけにしておく。
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メッセージ: 「解決は5月以降にやりましょう。今は、その種を見つけるだけで十分立派なDX活動です」と伝える。
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メリット: これが親和創美様のようなDXコンサルタントが、繁忙期明けにヒアリングする際の「宝の山」になります。
