chatGPTのアカウントが無くなったことについて思うこと

OpenAIは4月1日に、ChatGPT3.5をアカウントへのサインアップなしで利用可能にした。AIに興味を持っているすべての人が、AIにアクセスできるようになりました。アカウントを作成すれば、これまでのチャット履歴の参照、チャットの共有といった追加機能が利用できますが、必須ではなくなります。

背景には、Copilotが大きく影響していると考えられます。chatGPT4.0の有料版の機能がCopilotで一般に広く使われていくようになったことによって、アカウント制限かけて無料利用が出来るchatGPT3.5のニーズが低下していっているのが大きいのではないでしょうか。

Copilotは基本的に、ChatGPTのMicrosoft版です。ChatGPTと同一の大規模言語モデル(LLM)を使用しており、似たような質問を投げかけることができるほか、数学の問題などの複雑なタスクを解決するために使うことができます。また、「Bing Image Creator」を使って画像を生成することも可能です。こうしたことすべてが、同じプラットフォームでできるようになっています。

Copilotは、Microsoftが提供するAIサービスの基盤であり、GPT-4をベースにして、実にうまく構築されています。それと同時に、インターネットにアクセスできるため、ユーザーから投げかけられた質問に対して、最新情報をつねに提供することができます。Copilotには、詩や物語を書いてもらったり、記事のアイデアを考え出してもらったりと、ChatGPTを使うときと同じやりかたで、さまざまなタスクを依頼することが可能です。

API連携で、OpenAIのビックデーターとシステムを使ったサービスも激増してきています。いよいよと本格的な競争が激化していくことが明白になってきました。ユーザーはその中で見る目が大切になってきます。