DXは一つのツールをささないあくまでもIT化によって効率化を目指すことなので、DXにかかわる多く
のツールをこれから1つ1つご紹介いたします。今回は、情報の宝であるビックデータをご紹介します。
「平成29年版 情報通信白書」によれば、
デジタル化の更なる進展やネットワークの高度化、またスマートフォンやセンサー等IoT関連機器
の小型化・低コスト化によるIoTの進展により、スマートフォン等を通じた位置情報や行動履歴、
インターネットやテレビでの視聴・消費行動等に関する情報、また小型化したセンサー等から得られる
膨大なデータ、すなわちビッグデータを効率的に収集・共有できる環境が実現されつつある。
また、ビッグデータには、多量性、多種性、リアルタイム性という特徴があるといいます。
(出典:「平成25年版 情報通信白書」「平成29年版 情報通信白書」総務省)
ビックデータをうまく活用することで、新たなビジネスの創出することができたり、改善点の発見・無理無駄のヒントを
得ることができる一方、取り扱いを間違えると個人が特定できないのが原則ですが、情報を重ねることで個人が特定できる
可能性がある。リスクもあります。
例)35歳男性 30歳の時に結婚して32歳入院した人という情報を重ねるとかなり特定される情報に変わる恐れがあります。
うまく活用されている事例では、コロナウィルスの行動変容を促すために、先週と今週の人の動きを比較するのに
ビックデータ(携帯の基地局から電波をつかんでいるデータ)が利用されています。
ビックデータは、人々の生活を多角的な情報を集約してより良いまちづくり、技術の発展に繋がる期待が大きなツールです。