どのシステムを導入する場合でも共通していることかもしれませんが
会計事務所でシステム導入が上手くいっているケースは、やはり
トップ(責任者)が旗を振って浸透を図るのがほとんどです。
トップの強い意志が重要です。理由としましては、
必ず新しいロボット(RPA)を導入するときに、人間でできるのだから
いいじゃないか・・という逆の意見も出てくるのも事実です。
RPA(自動化)が必要で浮いた時間で、別の生産性の高い仕事を
繰り返し伝えていくことが大事だと思います。
導入後に、ロボット化する作業の有無の見直しに話がまとまらないことも
あります。その時最終調整して決めていく時に、トップがいないとロボット
を作成する前に頓挫してしまうことがあります。
トップの意志のもと、ロボット化の進め方としてその方法に、大きく2つに
分かれていく傾向にあると思います。
スモールスタート型
ある程度進めやすい気づいている部分の中で簡単なもの(例:印刷ロボット)
から進めて、スキルを磨いて徐々に業務の心臓部に向かって進めていくこと
です。
<長所>スキルを簡単な部分から磨きながら徐々に進めていくことで組織全員
一体で向上が図ることができる。
<短所>PDCAを回して常に整理する必要がある。
業務分析スタート型
業務仕訳と見直しを先にして、全体像をある程度明らかにしてからロボット化
を進めていくやり方です。
<長所>初めに、業務の洗い出しを徹底して行って人(考える・判断する)が行う
業務とロボットに任せる仕事を業務仕訳をして行うので業務変更の時に
見直すことが多い
<短所>ロボット作成については、全員参加型にはなりにくくスキルの高い人に
作成が集中しやすい。
次回は、会計事務所RPA研究会のサポートについてご紹介します。