オンプレミスとクラウドの比較

オンプレミスとは

もともとプレミス(Premises)とは、「構内」や「建物」という意味を持ちます。プレミスという言葉から派生したオンプレミス(On-Premses)は、「自社運用」の意味を示します。

オンプレミスとは、システム構築に必要なサーバーや回線、ソフトウェアなどを自社内またはデータセンター内に設置し、システムの構築から運用までを自社で行う形態を指します。ちなみに、オンプレミスを「オンプレ」の略称で呼ばれることも多いです。

クラウドとは

オンプレミスと比較対象にされることが多い「クラウド」。クラウドとはオンプレミスとは異なり、ITシステムに必要なIT機器を自社で保有しない運用形態です。データセンターを自社で設置し管理する必要がないため、スムーズな導入が可能です。

具体的なクラウドサービスを挙げると、「Gmail」や「Google スプレッドシート」、「Googleカレンダー」のような、インターネットを経由するアプリケーションに利用されています。

 

オンプレミスとクラウドの違いについて確認します。下の表では、オンプレミスはとクラウドの違いをまとめています。それぞれの違いは、コスト面からセキュリティ面まで、様々な場面に表れています。

オンプレミス クラウド
コスト形態 資産 経費
初期費用 高め 低め
導入までの期間 数週間~数か月 アカウント登録後すぐ
カスタマイズ性 自由に可能 制限あり
セキュリティ 自社内ネットワーク環境下で運用 災害時に強い