豆知識でも触れましたが、コラムでまとめてそのメリットをご紹介いたします。

AI-OCRとは、AI (人工知能) とOCR (光学文字認識) 技術の活用により、画像データのテキスト部分 (印字・手書き文字) を高精度で認識してデジタル化する技術です。例えば、従来手作業で行ってきた伝票入力作業を自動で読み取ってデジタルデータ化すれば、作業時間を大幅に短縮できます。OCRは限られたパターン内でのみ文字を識別させることができますが、ディープラーニングにより学習するAIと組み合わせることで、文字認識率を向上でき、多様なフォーマットへの対応が可能になります。

さらにAI-OCRとRPAを組み合わせて活用すると、AI-OCRから出力されたデータ(CSVなど)をRPAで業務システムにスムーズに繋げられるため、業務効率はさらに向上します。CSVが人の手でいう手入力とも言えますが、手入力を大幅に減らして自動化が進みます。言い換えますと、AI-OCRが、RPAで入力する伝票を揃えて、整えられたCSVを使ってRPAが仕訳システムや販売システムに取り込める形式に変更して一括入力が実現します。

つまり、AI-OCRの最大の長所は、紙資料のＣＳＶ化とRPAの最大の長所であるＣＳＶの編集とソフトへの取込の自動化をミックスすることで業務のパフォーマンスを最大化することができます。非常に親和性の高い事例だと言えますね。

今年の夏には、AI-OCRをご紹介できるようになると思いますので、楽しみにお待ちください。